Over Bridge

「時間のつくり方、つかい方」を考える。

2010-01-01から1年間の記事一覧

哀愁の街に雪が降る

「時間」という概念は面白い。例えば多くの人の言う「時の流れ」。実際に時の流れとはどんなもので、時とはどのように流れるものなのか説明しろと言われれば、自分は答えるのに窮してしまうはずだ。時がどう流れているかは分からない。断続的な過去の記憶の…

感情と論理の狭間

スタッフの父親が死んだという知らせがアフリカからきた。タンザニアにいた頃、ザンジバルからダルエスサラームまでフェリーで帰っているときに二人で話したことを思い出す。ひとりっ子の彼は世界有数のNGOで働いているのだが、母親が末期がんだった。それで…

町工場

ここ最近は面白いことがたくさんあった。1.大学でタンザニアサンダル製造記の授業をさせてもらう。2.サンダルの卸先(予定)の下見3.町工場のみんなまず一つ目。現在スワヒリ語の授業をとっているのだが、先日先生から「きみ、授業してみない?」とお…

境地

哲学が成る。自分は何者なのか。何をする者なのか。戦略が生まれる。どのようにして事を成すのか。 いつも感覚を大切にしている。物事の大きな流れの中を、どう引っ張り、どう身をゆだねるか。ここは怒るべきか、冗談交じりに濁すべきか。 大局に対して最大…

引っ越し

バンクーバー五輪が終わり、稲葉家もいよいよ装い新たにするときがきた。・・・4年に1度の祭典、引っ越し。東京に来てはや4年、いろいろあったなーと過去を懐かしみながら荷造りをした。家族からの手紙(両親ともメールができないため手紙がくる)や自分の日記…

スナップショット

それは23時、Gmail上にAloyseからチャットが飛び込む。「POLE SAMAKI POLE(チームOver Bridgeの挨拶、スワヒリ語で・・・意味は下ネタなのでカット)、じゅんき!今お前から送られたパートナー契約書をスキャンしてるよ!早速ダッファー(現地で雇った弁護…

安牌か、危険牌か?

安牌:麻雀において、手牌のうち、捨ててもどっかの誰かを上がらせて幸せをもたらさない、無難そうな牌のこと危険牌:他者のアガリ牌となっている可能性がある牌のこと [出典:wikipedia、ITコンピュータ用語辞典]「お前は安牌になるのか?」この質問が自分…

はなみず

それは友達の家で迎えた朝だった。「さ、さむい・・・。」友達から借りた夏用の掛け布団をかけて寝たものの寒くて目覚める。そして時すでに遅し・・・。風邪をひいてしまった。友達の家を発った後、2月で我が家が契約を終えるので新しい家を探しに街をうろつ…

頭の整理

灼熱の地面と絶望的なインフラのタンザニアから日本に帰ると、寒さが非常にこたえる。会う人会う人から「黒っ」と言われるし、バイト先ではお客さんに「日本語うまいね」と言われる。説明すると南米の人かと思ったと言われ、最近の私は日本人同士でも話さず…

帰国

足りない頭にある煩悩との戦い、せっかくこの記事を書くのだから静かでまったく悩みのない状態で書こうと思い、そんな時がくるのを待っていたのだがそう簡単に頭の雑音は消えない。それでも書こう!と決めると徐々に頭はすっきりしていく。よかった。帰国し…