Over Bridge

「時間のつくり方、つかい方」を考える。

Fortitude

中国の二胡の曲「二泉映月」を聞いている。

流れるような柔らかくしなやかな音、琴線って呼ぶのにふさわしい

高い音が織りなし、美しい音が耳に入る。

 

柔らかさ、しなやかさ、伸びやかさ、曲がっても折れない竹のような感じ。

 

そしてここ最近思ったこと、それは「Fortitude=不屈」というのは如何に大切な

マインドセットなのだろうということ。

物事を発想し、実行する、そして成果が上がるまでのあいだ、たくさんの仲間たちと議論を行う。そして商品を作り、販促を行うのだが、デザインのチェックであったり、

細かい部分まで入れると本当に様々だ。

 

折衝の一つ一つ、自分でこれが出来るのかという瞬間、体力的にガタがきて

精神も蝕まれていく。そんな中で余裕を維持するのは難しい。

ただそこで大切になるのはこれを何としてでも生んでみせる。

これがあれば安い言葉かもしれないが世の中が変わる、と思えるものこと。

意志とでも呼ぼうか、これが思いとして維持できるとき、不屈という状態、

どんなものでも逃げずに向かう、という意識が持てる。

 

そして逆もしかり。不屈を持つ前に投げ出してしまうというのは

なんともったいないことか。

 

不屈とは、漢字で書くとごつくって、剛ってイメージがあるけど、

じつはしなやかで柔軟なものなんだろうなって思う。